8月吉日、丸王一行は取引先の多田克彦氏からの招待を受け、530キロ離れた岩手県遠野市にある多田克彦氏の実店舗と牧場・工場を訪れた。

岩手に到着後、まず車で道の駅「風の丘」の多田克彦氏のお店に向かった。 東京では飲むヨーグルトしか手に入らないのだが、ここでは飲むヨーグルトだけでなく、チーズやプリン、ジャムなど様々な商品が揃っている。

 

 

 

スイーツショップではアイスクリームとジェラートが販売されており、行列になっている。

 

牧場の新鮮な牛乳で作られたアイスクリームは、濃厚で甘さとのバランスが絶妙。ジェラートはさっぱりしていて多田さんの食べるヨーグルトとブレンドしても美味しい。

・アイスクリーム胡麻味/チョコ味

お店を回った後に、牧場へ移動。多田さんが農場の仕組みを説明してくれた。 ここでは、多種の草やエサが用意されており、牛は自分で食べたいものを選ぶことができる。 ゆったりとした環境での生活はストレスがなく、生み出されるミルクは格別に甘くて美味しそうだ。

 

そして、牛の排出物は微生物の発酵技術を生かして良質な有機肥料として大地に返す。それが安心安全でおいしい野菜を生む。遠野という民話のふるさとで行われている農業が消費者に知られるようになり、「持続可能な農園」=「サステナブルファーム」として認知されるようになっていった。

その後、多田さんの製造工場に訪れ、熟成中のチーズ、出荷待ちのプリン、ティラミス、マカロンなどを見せていただいた。

 

 

ここの商品はすべて手作業で作られている。手作業にこだわる理由は、組立ラインでは対応できないわずかな変動にも対応できる点だとという。

 

工場を見学した後は、多田さんが特別に用意してくれたフルーツパンケーキやマンゴージェラートを試食し、今後の供給の方向性について話し合った。